わたしたちについて ~代表あいさつ~

--城川は美味しい物がたくさんあるなぁという印象を持ってました。栗のクリームの層〜生クリーム〜スポンジ〜クリームチーズ〜タルト…と食べ進むうちに色んなお味を楽しめます。最後の一口まで飽きずに美味しくいただきました。

(神奈川県在住 主婦)



--あー、甘いもの食べたい。コンビニのスイーツじゃ物足りない。
そんな時に助かる。友達が急に来た。やばい何もない。そんな時助かる。
誰かが機嫌が悪い。ちらつかせる。笑顔が戻る。助かる。
個包装のこのモンブランってすごく助かる。

(東京都在住 会社員)



--こちらのモンブランは 凄く!美味しかったです。
中からは 大きな栗も 出てきて 甘すぎない上品なモンブランでした!

(栃木県在住 会社員)




あなたは、城川の栗菓子屋「モンブラン」のことをお知り合いから聞かれて、このサイトにお越しになったのでしょうか?

もしくは、ふるさと納税で見かけてインターネット検索してたどり着かれたのでしょうか?

はじめまして、栗菓子を作って販売しています「モンブラン」の菊地沙也加です。


「モンブラン」はこれまで、お客様に栗を楽しんでもらいたく、栗農家や栗を加工する地元の会社とあゆみながら栗菓子を作ってきました。

栗のケーキを代表する「モンブラン」をはじめ、地元のお茶(抹茶)と組み合わせたモンブラン、パウンドケーキ、栗の香りがするお茶など、いろいろなものを作ってきましたが、元々は会社を設立するよりもっと前から、地域の団体として活動してきたのです。



日本屈指の栗の栽培地、愛媛県。

栗の収穫量は、茨城県、熊本県に次ぐ3番目を誇ります。

栗の産地、城川では、愛媛県と高知県の県境に位置し、山間部の地域ながらも日当たりが良く、水はけの良い土壌で栽培をしています。また、寒暖差がある厳しい気候条件で育まれた城川栗は、実が大きく、上質な栗に育ちます。

 


焼き栗や渋皮煮、甘露煮、栗ペーストなど幅広く利用されており、全国の食品加工業界からも高い評価を得て、有名菓子屋でも取り扱っていただいています。


とは言いながらも、ここ城川町も例外になく、栽培農家の高齢化や人手不足に悩まされる深刻な実情があります。 城川の栗を絶やさないために、栗生産者と共に歩み栗菓子として全国に知ってもらい、栗の栽培を継続したく「モンブラン」を立ち上げました。


生産者だからこそ知っている栗の魅力を商品にしていきます。



栗農家がモンブラン?!


おいしい海の幸を求めて産地(海)に行くように、おいしい栗はやはり産地(山)に行くのが一番。


栗産地である城川で一つひとつ作っているのが「モンブラン」です。

栗の作り手だからこそ知っている栗の味、その原材料を持て余すことなく活かせるところが産地の強みです。


どこにも負けない、栗のお菓子を作りつづけてきたいと考えています。


最初は道の駅の片すみで栗農家の奥さんたちと製造していた「モンブラン」が、こうして皆様の前で販売できるのも、「モンブラン」でご注文いただいたお客様が、満足くださり、気に入ってくださり、レビューなどを通して多くの方にご紹介くださったからです。


本当にありがとうございます。


ここからは、「モンブラン」が考えるお菓子を作るのに一番大切なことを少しお話しさせてください。



大事な栗を育てるために

そもそも栗の栽培が盛んであったものの、今では30年前の半分以下の生産量となってしまいました。

ここ城川町は標高が高く山間地のため、先祖代々斜面を有効活用して栗を栽培してきました。

これは全国的に言えることですが、農家を継承する人がとっても少なくなっています。

※城川に限ったことではありません。


みなさんは「栗」と聞いて、秋になれば自然に実がなるだろう。と頭に浮かべるのではないでしょうか?

たしかに、放ったらかしてもそれなりに実をつけますが、それだけでは美味しい栗にはなりません。

美味しい栗を保つために、年が明けた寒い時期に枝を切る(剪定)をするのです。


実はこれには色々な意味があります。

1つ目に、木に負担をかけず次の年に良質の実をつける準備を行うこと。

2つ目に、高い位置にある枝を切ることで、「低樹高栽培」を行うこと。これは、栗の木を低くすることで風で実が落ちない、つまり収穫時期の台風被害を抑える。という意味もあります。


栗の町をのこすこと

栗菓子屋「モンブラン」では、その「栽培」よりもっと大切なことがあると考えています。

それは、栗をのこすことで地域を残すことです。

インターネットの環境が日本中に整ったことで、お互いの顔を見ずとも、インターネット上だけで取引が完結する業態が増えています。
たとえば、菓子業界においても、冷凍の商品が増え、簡単に通販でケーキが届くようになりました。さらに冷凍技術の発展によりその波はどんどん増えているのが現状です。
そんな便利な時代ですが、農家と歩む私たちはただ販売するだけにはいきません。

農家の付加価値として、お客様にしっかりとその背景までをお伝えするのが役目だからです。
私は、栗農家に囲まれて育ち、大人になり栗菓子を取り扱う道の駅の販売員として働き始めました。
栗に関わって10年以上が経ちますが、洋菓子界においてははまだまだ浅い人間です。

ただ、私は、周りが栗に携わる姿ばかりをずっと見てきました。
そういう意味では、栗業界歴は長いかもしれません。
小さい頃から当たり前にあった栗ですが、少し視野を広げてみると城川の栗は都市部の百貨店をはじめ、有名菓子屋にて高く評価されています。

私が何気なく過ごしてきた時間が、「モンブラン」を通して皆さんにその美味しさと背景があることを一つずつ教えてくれたのは、周りにいる方々でした。
栗農家と共に歩み、作られていく栗菓子は、私がお伝えしなければいけないものとなりました。


栗は放っておいても美味しい実がなるものではなく、きちんと手間暇かけて育て、美味しいものにするという農家の苦労があります。だからこそ、その価値をきちんと理解し、栗菓子として皆さんにお届けしたいと強く思います。
もし、「モンブラン」に興味を持たれましたら、ぜひ食べてみてください。


「モンブラン」は、栗だけにこだわり「栗」に興味のあるすべての方にとって身近な栗菓子屋でありたいと思っています。

お問い合わせいただく際は、メールでもお電話でも大丈夫です。


少しずつですが、皆さんに栗菓子をお届けしていきます。よろしくお願いします。